出産後無事に退院してほっとするのもつかの間、帰宅したその日からすぐに新生児の育児がスタートします。
楽しみにしていたはずの赤ちゃんとの生活も、慣れない初めての育児は想像がつかない方も多いのではないでしょうか?
旦那さんの帰りが遅かったり、出張で忙しく家にいることが少なかったりなどの理由でワンオペ育児をすることが決まっている方は、特に不安な気持ちでいっぱいだと思います。
中でも、ワンオペ育児中に自分がお風呂に入る方法について悩まれる方も多いです。
- 「新生児から目を離して大丈夫なの?」
- 「ワンオペ育児で自分がお風呂に入るにはどうしたらいい?」
など不安な点がたくさんあるのではないでしょうか。
赤ちゃんはすぐに泣いてしまうため、自分がお風呂に入ることも難しく感じてしまいがち。
新生児はベビーバスを使って沐浴をする必要があり、まだ一緒にお風呂に入ることはできません。
そのため、目を離して新生児を一人で待たせておく必要があります。
そんなワンオペ育児で自分のお風呂を上手に済ませるには、タイミングを見計らい、時短方法を工夫することがポイントです。
また、赤ちゃんを「見守るスタンス」を持てるかどうかもカギになります。
具体的にどういうことなのか、ワンオペ育児でのお風呂の入り方や注意点について詳しく解説していきます。
これを読めば、安心して新生児との生活をスタートできるはずです!
ワンオペ育児のお風呂で自分はいつどうやって入る?
ワンオペ育児のポイントは3つです。
- すぐに見える位置で待たせる
- 「見守るスタンス」を身につける
- 時短方法を工夫しバスグッズを活用する
それぞれ注意点もあわせて具体的に見ていきましょう!
すぐに見える位置で待たせる
赤ちゃんをハイローチェアなどに乗せて脱衣所やその近くで待たせましょう。
ワンオペ育児で自分が一人でお風呂に入る時に目を離すのはとても心配だと思うので、近くで待たせておけばすぐに様子を確認できて安心です。
待たせる場所の照明が明るいと睡眠を妨害してリズムを崩してしまうため、光を遮ることができる工夫をしてあげます。
また、待たせる場所の温度と湿度にも気を遣いましょう。
高温多湿の場合は換気を良くする、寒い場合は暖房をつけてブランケットなどで暖かくするなどです。
お風呂に一緒に連れて入るという人もいるようですが、新生児はまだ体力がなく、湿気が多く暑い浴室内はすぐに赤ちゃんの体力を奪ってしまうため控えてください。
シャンプーやボディソープの香料も赤ちゃんには刺激になってしまいますので、連れて入ることは考えないようにしましょう。
「見守るスタンス」を身につける
「すぐに泣いてしまい、抱っこをしなければいけなくてなかなか入れない」という方は非常に多いと思います。
初めての育児の場合は特に、赤ちゃんが泣いていると気になってすぐに抱っこをしてしまいがちですよね。
しかし、授乳が済んでゲップをさせ、おむつも綺麗な状態にしてあげていれば、多少ぐずっていても「見守る」ことが大切です。
ワンオペ育児であなたがお風呂に入る前には落ち着いていたにも関わらず、お風呂に入っている間に泣き出してしまったとします。
この場合、様子を確認して具合が悪そうなどの様子でなければすぐにお風呂を飛び出して抱っこをする必要はありません。
実は赤ちゃんが理由もなく泣くのは、自律神経の切り替えがまだ上手にできないためです。
泣くことによって、一度「交感神経」を最高レベルまで興奮させます。
その興奮を抑えるために「副交感神経」に一気に切り替わり、そこでやっと赤ちゃんは寝つくことができるのです。
ここでお母さんが泣くたびすぐに抱っこをしていたら、眠りにつくことができず逆効果になってしまい、赤ちゃんはさらに寝られない状態になってしまいます。
そのため、特に調子が悪そうな様子でなければ「見守る」だけでOKなのです。
「それは赤ちゃんを放置していることになるのでは?」と思うかもしれませんが、「放置」ではなく「見守り」です。
このスタンスを身につければ、あなた自身のワンオペ育児がとても楽になります。
目を離してお風呂に入ることに過度な不安を感じにくくなりますし、ワンオペ育児全般にも活かせますよ。
時短方法を工夫しバスグッズを活用する
見守りながらとはいえ、「ゆっくりと長時間お風呂に入るのは気が引ける」と感じますよね。
ワンオペ育児は常に時間がないため、なるべく早く上がりたいと思う方も多いと思います。
ひと工夫をすることで、かなりのお風呂時間が短縮できますよ!
これだけで髪を洗う手間が半分になります。
毎日タオルでゴシゴシと擦るのもお肌にはよくありませんので、時短も兼ねて泡で手の平洗いを試してみてください。
メイク落としシートやクレンジングウィーターなどである程度落としてから入るか、メイクも落とせる洗顔料や2度洗いの要らないメイク落としを使うと良いでしょう。
湯船に入る場合は熱めのお湯に短時間浸かる
サッと羽織れば湯冷めも防げてすぐに赤ちゃんのお世話ができます。
吸水性の高いヘアターバンをかぶる上がってすぐにかぶれば水滴を気にすることなくお風呂から上がれますし、タオルドライ代わりにもなって便利です。
参考にしていろいろと工夫してみてください!
ワンオペ育児でお風呂に入るおすすめの時間帯やタイミングは?
ワンオペ育児で自分がお風呂に入るコツも大事ですが、一番大事なのはタイミングです。
どうしても赤ちゃん優先の生活になってしまいますが、ポイントを抑えてあなたと赤ちゃんに合った時間帯を見つけてみてください。
時間帯
ワンオペ育児で自分がお風呂に入る時間帯は、夕方などなるべく早い時間がおすすめです。
ワンオペ育児の場合は、お風呂をリラックスタイムにすることが難しくなります。
赤ちゃんが気になってしまって、リラックスどころではないですよね。
そのため、お風呂以外の時間であなたのリラックスタイムを作れるようにすることをおすすめします。
早めの時間にお風呂を済ませておけば、疲れて眠くなってもすぐに寝ることができますし、少しだけでも自分の時間を確保しやすくなりますよ。
産後の体力回復に努めることも、大事な育児の一環です。
また、赤ちゃんの沐浴と同じく毎日同じ時間帯に入るようにしたほうが赤ちゃんの生活リズムも整ってきやすいですし、あなたの体への負担になりにくいです。
なるべく同じ時間帯でリズムを作っていくようにしましょう。
タイミング
授乳を済ませてから泣かずに落ち着いているときや、機嫌がいいときなどを見計らうと入りやすいです。
赤ちゃんから目を離すことへの不安が強くない方は、赤ちゃんがベッドなど安全な場所で寝ている隙にサッと入る方法でも大丈夫です。
ワンオペ育児ではない人でも、夜眠っている時間帯は目を離すことになりますし、ずっと見ていても見ていなくても赤ちゃんは変わりません。
そう捉えれば少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
泣いたらすぐに抱っこをしなければいけないことはないと説明しましたが、赤ちゃんがベッドでぐっすり寝ているのであれば無理に起こさないほうが健全です。
その場合は、近くに連れて行くよりも早めにお風呂を済ませた方が赤ちゃんにとってもいいことですので、安心してお風呂に入りましょう。
まとめ
ワンオペ育児中に自分がお風呂に入るためのコツを押さえれば、安心してお風呂に入れるようになります。
ポイントは、赤ちゃんを適度に見守りつつなるべく早めに済ませるようにすることです。
「みんな片時も目を離さずにやっているはず」と思っていたかもしれませんが、そういう育児をしている人がいてもごく少数でしょう。
2人目以降になれば、上の子のお世話をしているときに新生児が泣いてもすぐに抱っこができないタイミングが必ずあることは想像がつくと思います。
様子を見て体調が悪そうでなければ、「今手が離せないから、少しだけ待ってね、ごめんね」などと声をかけながら、多少待たせておいても赤ちゃんは大丈夫ですよね。
それと同じで、過度に心配する必要はありません。
心に余裕を持てる考えに切り替えて育児をしていけば、赤ちゃんも安心できます。
一人でなんでも完璧にこなさなきゃと思わず、なるべく気持ちを楽に育児をしていけるようになれると良いですね!